2024年度 参加者(ボランティア体験者を含む)アンケート結果報告書

 

調査目的

本年度の活動を振り返り、参加者及びボランティア体験者を対象に活動内容に対する満足度や今後の参加意志、参加者やその家族の行動・意識の変容及び意見要望などをヒヤリングし、今後の活動に反映させる。

 

調査方法

 対象  令和6年4月~令和7年2月末までの全参加者及び全ボランティア体験者(登録ボラティアを除く)の合計271

  方法  申込代表者(保護者等)に対しメールにてgoogle form1世帯1件、無記名)への回答を依頼。

 期間  2月11日~228

 

結果概要

97軒(回答率:36%)により回答を得た、回答数が昨年より15軒減少した。

 

●参加者の居住地について

 昨年度と比較し筒井町内が9→11%と微増、町内を含む大和郡山市内よりの参加者が4149%と8%増となった。一方市外参加者は昨年度と変化なく約半数を占めており、奈良市、天理市、斑鳩町の順に多い

 

●こども食堂への参加のきっかけについて(どこでこども食堂の活動を知ったのか)

参加のきっかけにつき、「友人、知人よりの紹介で」が最も多く34%と、昨年度までもっと多かった「こども食堂のHPをみて」の31%をこえた、またInstagramFacebookなどのSNSからの参加も7%と第三位となった。広報については、HPSNSとともに、口コミで活動が広がっていることから、口コミの広報に資する手渡ししやすい活動概要をまとめた三つ折り程度のパンフレットの作成を検討したい。

 

●通算の参加回数について

 通算で20回以上参加しているこどもの割合が約4割である一方、昨年対比で5回以下の参加率が29→38%と増加しており、この1年で新規参加が増加している。

 

●本年度参加のこどもの年齢構成

昨年同様に未就学児、小学校低学年、高学年、中学生がそれぞれ約1/4の構成になっている。学年層が幅広く、全ての世代にあった統一のプログラムではニーズにマッチしない可能性あり、企画運営を難しくしている。

 

●参加形態

保護者と共に参加が38→43%に増加し、ほぼこどものみが29%と昨年(34%)より減少した。

 

●満足度について

5点満点中5点が78%を占め、4点以上が95%となり、昨年度(とても満足75%、満足21%)同様に極めて高い満足度であり、各事業ごとの満足度も、各事業とも、4.75.95点満点中)と極めて高い評価をえた。

●今後の参加希望について

 今後の参加希望は5点満点中4.8点と昨年同様に極めて高い希望があることがわかった。

 

●こども及び家族の行動や意識の変容について

こども食堂に参加することによるこどもの日常における行動変容につき、「非常に変化した」「変化した」の合計は、昨年比で5255%と増加しており、こどもに大きな影響をもたらしていることがわかった。主な具体記述(自由記載)としては、「明るくなった」、「積極的になった」、「勉強に取りくむ姿勢がよくなった」、「今まで興味のなかったことも頑張れるようになった」、「自分から挨拶できるようになった」、「友達同士の交流が少しできるようになった」、「落ち着きや集中力が身に付いた」、「人に親切にしようと心がけるようになった」、「感謝の気持ちが大きく変わった」などである。

 

また家族における変容については、「非常に変化した」「変化した」の合計が全体の約4であり、家族においても明確な変化がみられている。具体的には、「こどもとの会話が増えた」、「家族の笑顔が増えた」、「家族の時間や楽しみが増えた」、「意識して家族の時間を作るようになった」、「子育てのイライラが減った」、「ご飯の片付け、家での出来る事で手伝いをする意識を持ってくれるようになった」、「自分もいつか子ども食堂をやってみたいと誰かを助けたいとお話してくれる様になった」等の記載があった。

 

●「いきづらさ」を抱えているこどもの現状とその内容、こども食堂がもたらしている効果について

  「子育て家庭に伺います。ご家庭のお子さんの中で息苦しさを抱えている方はいますか?」という問いに対して、子育て家庭の48%と約半数の家庭において、こどもがいきづらさを抱えているとの回答があった。

その息苦しさの原因は、発達障がい(グレーゾーン、未検査も含む)が最も多く、57と息苦しさを抱えたこどもの約2/3の家庭において発達障がいを抱えていることがわかった。続いて、自己肯定感が低い(24%)、友人関係がうまくいかない(24%)、不器用(19%)、貧困(17%)が主な要因であることがわかった。

これに対し、「こども食堂の何らかの活動にご自身のこどもが参加することで、上記に回答の「いきづらさ」の解消、軽減にこども食堂はどの程度役立っていますか?」という問いに対して、こども食堂への参加によって、こどものいきづらさの解消に「非常に有益である」が33%(昨年調査28%)、「有益である」が62%(昨年調査60%)と、合計94%(昨年調査88%)が有益であると回答された。

 

●こども食堂に対する参加者の認識につい

こども達やご家族にとって、こども食堂はどんな存在ですか?という問いに対し(複数回答不可)、「様々な学びを提供してくれる存在」、「様々な支援をしてくれる存在」がそれぞれ21%と最も多く、「なくてはならない存在」が17%を続いて多い。参加を通じて、こどもや家族と社会とのつなぎ役、あるいは様々な学びの提供を行う組織を認識されている。

 

●行政や学校、社協などに相談したい、また当法人に相談に乗ってほしいお困り事(今回初調査)

 特にないとの回答は22%に過ぎず、参加者の約8割で相談したい困りごとを抱えていることがわかった。多い順に、①経済的貧困39%こどもの発達障がい33%、③こどもの進路(進学、就職)29%、④仕事と子育ての両立18%、こどもの知能の遅れ14%、⑥こどもの運動・身体能力の遅れ13%の順であった。