基本的な考え方
貧困やいじめ、不登校、発達障害などこども達とその家族が抱える困難やニーズは様々であり、貧困の連鎖やこれら社会課題を解消するためには、行政サービスや制度などの枠を越えて、こども達1人ひとりの困難に寄り添ったきめ細かな支援を機動的、弾力的に行う必要があると存じます。
とりわけ新型コロナ禍にあって、社会的つながりの分断、各御家庭における経済状態の不安定化、経済格差の拡大の影響を大きく受け、困窮状態にあるご家庭においては、以前に比べて困窮度が深刻化しております。
このような状況を踏まえて、自組織のみによる支援ではなく、こども達とその家族を取り巻く多様な関係者に協力を求め、連携して実施することで、より効率的、多面的、かつ迅速な支援が可能となると考えております。
連携の枠組みとしては、二つの軸を同時並行的に進める方針です。
①アウトリーチ活動における連携
②支援物資の調達や経営基盤の強化
現状の取組み事例
①アウトリーチ活動における連携
●地元幼稚園、小学校、中学校との連携…案内ビラの配布、ポスターの掲示
●市との連携…市広報誌「つながり」への隔月の案内記事の掲載、案内ビラの設置
●市社会福祉協議会…案内ビラの設置
②支援物資の調達や経営基盤の強化
●市内調理パン製造会社との連携…ひとり親支援、学習支援事業へのパンの提供
●県中央卸売市場 青果販売会社との連携…フードロスの削減 廃棄候補野菜の提供とこども食堂における利用
●ファミリーマート…フードドライブ事業の協業
今後の取組み計画
①アウトリーチ活動における連携
●大和郡山市…市との困窮家庭支援、子育て支援に関する事業受託による連携強化と、
未だ支援を受けられず、支援を必要としているこどもへのアプローチに関する市との連携体制の構築
●市内こども食堂との連携…こども食堂連絡会の設置による情報交換と共同した広報活動
●子育て支援に資する有識者や関連NPOとの連携(協定書の締結)
②困窮家庭への支援のための物資や寄付金の調達と、経営基盤の強化
●市内こども食堂との連携…こども食堂連絡会の設置による寄付金獲得の協力体制の構築
●市内工業団地連絡会…ひとり親支援事業への支援物資の提供依頼の取組み
●企業、小売店との連携…継続的な支援の枠組み作り(協定書の締結)
《2022年度目標》
1,連携している団体・企業・個人店主など 7→14か所
2,連携しているプロボノ(有資格者など) 2→5人
3,上記1,2のうち連携協定書(覚書などを含む)の締結を行った団体あるいは個人 4→8か所
基本的な考え方
アウトリーチ戦略の中核のなるのが、戦略的、効率的な広報です。対象となる未参加のこども達およびその家庭に対して、伝わりやすい情報ツールを取り混ぜながら、積極的な情報発信を行っていきます。また実施後の成果や利用者へのアンケート調査結果などの成果を、支援者や行政、学校、マスコミ、その他支援団体に対して、積極的な情報発信を行っていきます。
現状の取組み事例
①アウトリーチ活動における広報
●学校、社協などにおけるビラ配布やポスター掲示
●ホームページ
●インスタグラム、フェースブック、ツイッター
②支援者及び社会への広報
●ホームページ
●活動レポート(半期)の発行
●ホームページ等での定款、活動報告書、決算報告の情報開示
今後の取組み計画
①アウトリーチ活動における広報
●インスタグラムを用いた広報の強化(有料)
●ラインを利用した広報ツールの開発(外部委託)
②支援者及び社会への広報
●マスコミ向けプレスリリース
●活動紹介動画の作成(外部委託)
●年次活動レポートの発行
《2022年度目標》
1,ホームページへのアクセス ユーザー数(アナリティクス分析) 10,350人('20/9/1~'21/8/31実績) → 15,000人
2,プレスリリース 年4件